金パラのクラウン・インレーは何点?材料料の点数表(2026年9月)

金パラのクラウンは、いま材料料が何点?インレーやブリッジは?9月の改定で、どれくらい変わった?
金パラの告示価格が変わると、材料料の点数も厚労省の通知で改められます。この記事では、2026年9月1日から使われている点数を、6月の点数と並べて出典つきでまとめます。
全部金属冠は大臼歯1,842点、小臼歯・前歯1,318点

2026年9月1日からの、金銀パラジウム合金(金12%以上)を使った金属歯冠修復の材料料は次のとおりです(1個につき)。
| 部位 | 項目 | 6月(点) | 9月(点) | 差(点) |
|---|---|---|---|---|
| 大臼歯 | インレー 単純なもの | 691 | 629 | −62 |
| 大臼歯 | インレー 複雑なもの | 1,277 | 1,163 | −114 |
| 大臼歯 | 5分の4冠 | 1,607 | 1,463 | −144 |
| 大臼歯 | 全部金属冠 | 2,023 | 1,842 | −181 |
| 小臼歯・前歯 | インレー 単純なもの | 470 | 428 | −42 |
| 小臼歯・前歯 | インレー 複雑なもの | 935 | 851 | −84 |
| 小臼歯・前歯 | 4分の3冠 | 1,155 | 1,052 | −103 |
| 小臼歯・前歯 | 5分の4冠 | 1,155 | 1,052 | −103 |
| 小臼歯・前歯 | 全部金属冠 | 1,448 | 1,318 | −130 |
- 出どころは、厚労省の通知「特定保険医療材料料(使用歯科材料料)の算定について」の別紙1「材料料」です。6月の点数は2026年5月29日の通知、9月の点数は2026年8月31日の通知に載っています。
- この表の点数は、使った金属の分の「材料料」です。歯冠修復の所定点数(技術料)は含まれていません。
前装冠・ブリッジ・鋳造鉤の点数

同じ別紙1から、金パラを使うほかの項目も抜き出しました(1歯または1個につき)。
| 項目 | 6月(点) | 9月(点) | 差(点) |
|---|---|---|---|
| レジン前装金属冠 | 1,803 | 1,642 | −161 |
| 鋳造ポンティック 大臼歯 | 2,328 | 2,120 | −208 |
| 鋳造ポンティック 小臼歯 | 1,754 | 1,597 | −157 |
| レジン前装金属ポンティック 前歯 | 1,399 | 1,274 | −125 |
| レジン前装金属ポンティック 小臼歯 | 1,754 | 1,597 | −157 |
| レジン前装金属ポンティック 大臼歯 | 2,328 | 2,120 | −208 |
| 接着冠 前歯・小臼歯 | 1,155 | 1,052 | −103 |
| 接着冠 大臼歯 | 1,607 | 1,463 | −144 |
| 鋳造鉤 双子鉤 大・小臼歯 | 1,862 | 1,695 | −167 |
| 鋳造鉤 双子鉤 犬歯・小臼歯 | 1,456 | 1,326 | −130 |
| 鋳造鉤 二腕鉤(レストつき) 大臼歯 | 1,278 | 1,164 | −114 |
| 鋳造鉤 二腕鉤(レストつき) 犬歯・小臼歯 | 1,111 | 1,012 | −99 |
| 鋳造鉤 二腕鉤(レストつき) 前歯(切歯) | 1,031 | 939 | −92 |
- 根面被覆(根面板によるもの)の金パラは、大臼歯629点、小臼歯・前歯428点です(6月は691点・470点)。
- 項目名は通知の書き方を短くしています。正式な区分名と番号(M010、M017 など)は、通知の別紙1で確かめてください。
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6月から9月で、どの項目も約9%の引き下げ

上の表の金パラの項目は、6月から9月で、どれも8.9〜9.0%下がっています。
この間に、金パラの告示価格は1gあたり5,746円から5,232円へ、514円(約8.9%)下がりました。材料料の点数も、告示価格とほぼ同じ率で動いたことになります。
- たとえば大臼歯の全部金属冠は、2,023点から1,842点へ181点の引き下げです。
- 銀合金の項目の下げ率は約7%で、金パラとは違います(大臼歯の全部金属冠で142点から132点)。銀合金の点数は歯科の銀合金、保険点数は?に並べています。
- 点数をどの使用量で計算しているかは、通知には書かれていません。この記事でも、点数から使用量を逆算することはしていません。
告示価格がどう決まるかは、金パラの価格はどう決まる?随時改定のしくみと直近の推移で説明しています。
次に変わるのは12月の随時改定

2026年10月28日の中医協総会で、12月の随時改定の案として、金パラの告示価格を1gあたり4,900円とする数字が示されました(金パラ12月改定の案は4,900円)。
9月分のときは、次の順番で決まりました。
- 2026年7月22日の中医協総会で、9月の告示価格の案が示される
- 7月31日の厚労省の事務連絡で、9月1日から適用する予定の材料料の点数が示される
- 8月31日の通知で、9月1日から適用すると決まる
12月分の材料料の点数は、10月29日の時点ではまだ示されていません。この記事では12月の点数を計算せず、厚労省から示された時点で表を書き直します。
原文の確かめ方

- 厚労省の通知(2026年8月31日・保医発0831第1号)のPDFを開く(出典の1つ目)
- PDFの5ページ目の「別添3」から、改正後の別紙1「材料料」が続きます
- PDFの24ページ目からの「別添3参考」には、改正後と現行(6月からの点数)が並んでいて、どこが変わったかを1つの表で見比べられます
7月31日の事務連絡にも同じ点数が載っています(「適用する予定」の段階の文書)。
出典
- 厚生労働省 保医発0831第1号(令和8年8月31日)「「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」等の一部改正について」別添3(9月1日からの別紙1「材料料」)
- 厚生労働省 保医発0529第2号(令和8年5月29日)「「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」等の一部改正について」別添3(6月1日からの別紙1「材料料」・関東信越厚生局の掲載)
- 厚生労働省 保険局医療課 事務連絡(令和8年7月31日)「「特定保険医療材料及びその材料価格(材料価格基準)の一部改正に伴う特定保険医療材料料(使用歯科材料料)の算定について」の一部改正について」
- 厚生労働省「第660回 中医協 総会 総-6 歯科用貴金属価格の随時改定について(2026年10月28日)」(6月・9月の告示価格と12月の案)
- 厚生労働省「第653回 中医協 総会 総-3 歯科用貴金属価格の随時改定について(2026年7月22日)」(9月の告示価格の案)
この記事の数字と日付は2026年10月29日に厚生労働省などの原文で確かめました。12月の随時改定の後は内容が古くなるため、書き直します。